控訴審 意見陳述その2

 控訴審での原告(控訴人)の二人目の意見陳述は石山さんである。彼は石動の町で奥さんと二人で床屋さんをやっている。先の小矢部市議補選での候補者である。彼の陳述原稿を載せる。
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 県民の一人として、前知事高額退職金に対する意見を述べさせていただきます。
1、富山地裁でも申し上げましたが、県民が苦労して納めた血税を、前知事のあまりにも高額な退職金として、県民の批判を無視して支給を強行された事に大きな怒りをもっています。
2、まして地方自治法の趣旨を無視して、条例に金額など明記せず、議会の議決をもって額を決めるという、全国どこの県でもやっていないやり方で支払われた事には、到底 納得できません。
 富山地裁の裁判長は、退職金額を条例で決めるのも、議会の議決で決めるのも 大差は無いと言っていますが、私達県民から見れば大違いです。
 議会の議決ということであれば、県当局が退職金額を議会に提案しない限り、県職員と同じ退職金であり、問題にはなりません。私達県民から見れば、条例に定まっていて初めて退職金額が妥当かどうかの 議論もでき、改正の要望の行動もできる。
 全国、どこでもやっていない富山県のやり方を正当化し援護するような判決には、絶対に 納得がいきません。
 もし、富山県のやり方が最良ならば全国に広げたらどうですか。ところが、富山県は逆に中沖前知事に退職金を支給した半年後に、6月の議会で特別職の退職金条例を作りました。
3、県は今、財政難を口実に、福祉・教育のサービスをひき下げ県民にばかり負担を負わせてきています。私達、県民から見れば、1兆円近い借金を作って、税金の7割を借金返済にまわす、大変な事態を作り出した前知事に、なぜ高額な退職金を払うか、許せません。
 新幹線建設を中沖前知事の功績だという人もいますが、その地元負担は県民の負担になるのです。建設費が約五千八百億円、そのうち、富山県の地元負担総額を実質で九百億円と言われています。当然、これは税金でまかなうから地元予算にも響きます。
この地元負担を全国の知事の中で最初に言い出したのが、富山県の中沖前知事なのです。
 新聞報道でも、「数千億円かかるだろう。東京への時間が一時間短くなることに、そんな価値があるのかね」という批判の声が出されています。これがどうして功績といえるのですか。
4、中沖前知事の退職金支給については、我々だけではなく、一般県民の多くの人達も 納得できない気持ちでいる事を裁判所に知ってもらうには、どうすれば良いかと考え、富山地裁判決後に急きょ、署名運動に取り組み、つい先日も富山駅前で署名を呼びかけたところ、1時間ほどで50名以上の人が署名に応じてくれました。
 それも含めて、県民からの署名を本日、裁判所に提出します。
 ぜひ、憲法の『三権分立』に則り、正しい判決をお願いします。
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by sumiyakist | 2007-01-25 23:16 | 知事退職金

山で暮らしながら下界に関わる日々


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