民主党に注意を!

 国会が閉幕した。多くの法案を残したまま、延長もせずにあっけなく終わったことについて、小泉首相の真意がどこにあるのか、ポスト小泉を決める総裁選への配慮説から、プレスリーの墓参り心待ち説まで、いろんな推測がマスコミで流されている。
 私はそんな理由なんぞ詮索する気はあまりないが、今国会の後始末(審議未了法案の処理)に際して、民主党が、政府の教育基本法改定案の対案として出した「日本国教育基本法」案を廃案にせず、政府案とともに継続審議としたことに大きな疑念を抱かざるを得ない。

 終盤になって会期延長がないと見込みがついた時点では、民主党は自らの案を廃案にすると決めていたはずである。また、先の産経新聞の記事によれば、民主党の支持組織である日教組に対しては「どっちみちこの国会で廃案にするから」といって納得させて提出したものだともいう。
 にもかかわらず、最後の最後になって廃案にせずに、急遽継続審議とした。この方針転換の裏にいったい民主党になにがあったのか、あるいはもしかして、同党と自民党との間で何らかの話し合いがなされたのか。
 今国会終盤で「共謀罪法案」について自民党が民主党案を丸呑みして成立をはかろうとしたことを、われわれは肝に銘じて覚えておくべきである。

 教育基本法の改定問題に関して言えば、民主党案は、党内よりもむしろ自民党から高い評価を受けていた。(自民党の中に置けば真ん中よりずっと右側に位置することになる「文教族」の西岡武夫氏が中心になって取りまとめたものであるから、当然のことであろう。)小泉首相も審議の答弁中にその前文の一部を音読して「いい文章ですね」と感心してみせる場面もあった。
 秋の臨時国会で民主党案を与党が丸呑みすると言ってくることはないのか? そういう場面になったら、民主党はいったいどう対応するのか? 共謀罪の時のように蹴ることが出来るのか? いや、われわれは民主党に蹴らせることが出来るのか?

 民主党というのはなにをするか分からない政党だと思っていた方がいい。したがって民主党に対してこそ、その裏の動きに常に注意を払い、圧力をかけ続ける必要がある。 
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by sumiyakist | 2006-06-17 22:22 | 憲法・教育基本法

山で暮らしながら下界に関わる日々


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