拝啓砺波税務暑長殿
2018年 02月 24日
たいした所得があるわけでもないのだが、習慣的に所得税の税務申告を真面目に続けている。森友問題で佐川国税庁長官の国会証人喚問要求やら、辞任要求やらの声がかまびすしい。しゃくにさわるからこれを機会に申告を取りやめようかと思ったりもしたが、黙って止めてしまうのもあまり意味がなさそうだし、かといって無申告を通告するのも角が立ちそうだ。結局、添付する領収証などの帳票類(まさに関係文書)の添付を留保することにした。計算書類数枚に下記の手紙一葉を付けて税務署に提出した。
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砺波税務暑長殿
先般来、世情を賑わしつつある国有地払い下げの件(=森友問題)につき、当税務申告に併せて一筆申し添えます。
貴職も十分ご承知の通り、あらゆる世論調査などを通じて佐川理財局長(当時)の国会答弁は国民を納得させるものではなく、もっぱら官邸を(より正確には安倍晋三・昭恵夫妻)まもるために、またそのことによって自らの保身をはかるために、不明朗な答弁に終始したものであろうことは衆目の見るところです。
「誇り高き」と形容されることもあった財務官僚のプライドはどこへ行ったのかとおもわせるほど惨めな姿をテレビ画面にさらしたその人物が、「適材適所」の理由をもって現在貴職らの最高上司たる国税庁長官の任にあります。
今期の税務申告開始にあたって、多くの納税者が財務省・国税庁をはじめ、各地の税務署などでこの件に対する抗議行動を行いました。
私もこの抗議に連帯する方途はないものかと考えましたが、適当な方法を思いつかず、今期申告書類にかんする付属帳票類の提出を留保することで、抗議の意志を表明することといたします。
2018年2月23日
by sumiyakist
| 2018-02-24 19:45
| アベ政治を許さない