賛成討論

 議会というところは公平を重んじるというか、形式を大切にするというか、反対討論があれば、必ず賛成討論をしなければならないことになっているようだ。討論を聞いて表決を決める(変える)議員がいるわけでもなく、すでに会派で決めてしまっているのだから、わざわざ賛成討論するのは時間の無駄のようにも思える。
 そういう気分があるから、賛成討論というのはおざなりになりがちである。以下もその例外ではない。当ブログは形式的公平など気にとめないのだから、別に賛成討論を紹介する必要もないのだが、それがどの程度のものかというサンプルとしてご覧いただく。
 議事の順序としては、湊谷氏の反対討論があって、その次に賛成討論が入る。そして江西・火爪と続く。だから、先の江西氏の反対討論の中に「先ほど竹内君の話を聞いたら」うんぬんの語があるのである。(そのあと、何本反対討論が続いても、対抗して賛成討論はしないようだ。)
 竹内弘則氏(写真下、婦負郡選挙区)は婦中興業のオーナーであり、「いわゆるひとつの」土建議員である。中沖前知事の積み増した8000億円以上の借金のうちのいくらかの額は氏の婦中興業の経理に収入として計上されたことであろうから、もっとはっきり請け負い額の総計などをあげて「感謝討論」でもすれば面白かったろうに(笑)。同様に議事録から転載する。
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◯44番(竹内弘則君)議案第125号前富山県知事に対する退職手当の額決定の件については、自由民主党はこれに賛成であります。その立場から討論をいたします。
 中沖前知事におかれましては、昭和55年の初当選以来、県勢の発展と県民福祉向上に6期24年間にわたり、それこそ全身全霊を注がれ、数多くの功績を築かれましたことは、多くの県民が認めているところであります。長年にわたって県づくりに努力されてきた結果、富山県は「住みよさ日本一」との評価を受けるまでになったことは、県民の皆様方も十分御承知のことと思います。
 さて、提案されております前知事の退職手当の額につきましては、議会でその額を決定することができることとされております。本県の場合は、これまでの例によれば、退職手当の額は約2億8,000万円程度になるわけでありますが、当局におかれましては、昨今の厳しい社会経済情勢や他県の例、さらには本県の財政事情などを十分考慮された提案であると考えます。
 命がけで県政に尽力された中沖前知事の多大な功績は、筆舌に尽くせないものであります。よって、提案されている退職手当の額については、我が党といたしましては適切なものであると考え、十分承認し得るものであることを申し上げ、議案第125号に対する賛成討論といたします。
 以上です。
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by sumiyakist | 2005-07-24 08:28 | 知事退職金

山で暮らしながら下界に関わる日々


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