戦争と女性の人権を考える
2009年 08月 07日
ブログを更新するのがだんだん億劫になってきたところへ、幸か不幸か、メインマシンである古いiBookがまた不調になった。機能はいちおう回復したのだが、生来の面倒くさがり気質が出て来たのか、気がつくと4ヶ月近くも更新をサボっていたことになる。
その間、農作業はもとより、市民運動や地区の世話などでも猛烈に忙しかった。ということは、その気になればネタはいくらでもあったことになるのだが、ブログ更新という「義務」からの解放感を味わっていた。
知り合いの中には、体をこわしたか、なにか事故でもあったのか、と心配してメールをくれる人もあった。「休載のお知らせ」的なことをアップしようかとも思ったが、それさえ面倒なままうち過ぎた。このまま「休刊」ないし「廃刊」にしようかと思っていた矢先にちょっとした<事件>が起きた。下のチラシの催しについてである。
この催しについて「在日特権を許さない市民の会」(在特会)という団体が街宣などの抗議の行動を起こすとそのホームページで公言し、催しを後援している富山市に対して後援を止めるように働きかけをし始めたのである。(たぶん彼らの働きかけが奏功し、富山市は後援を取り消した)。
在特会のことは全く知らないではなかったが、そもそも、在日(韓国・朝鮮人)に「特権」なぞあるのか? 私は大阪の下町で育った人間だから、同級生に「在日」(という言葉はまだ普及してなかったが)の子はかなりいたし、いまの友人にも何人かいる。彼らに、マイナスのそれ(宗教的な言葉を使えば、むしろ「聖痕=スティグマ」とも言うべきである)ならいざ知らず、「特権」というものがあるとは到底思えない。それどころか、「在日」であることのデメリットばかりを蒙ってきたのが実際である。
だから、その「特権を許さない」などと大声で叫ぶようなこと自体、とんでもない言いがかりではないかと、そういう主張を奇異に感じでいた。
私も実行委員のひとりとして関わっている上の集いに関して抗議を受けることになって、改めて在特会のホームページや関連のブログ、ユーチューブの映像などを少し注意して見てみた。
正直いって(そして、大げさでなく)吐き気を催すようなものが多い。こういう連中の「抗議」を真面目に受ける必要は全くない。
現行のわが国の法律や国際人権規約などの条約、政府・自治体の(日本軍「慰安婦」問題についての)意思表明や決議などを全く無視して、いわば理不尽に違法・不法な主張を公言する団体の抗議を、真面目に受け止めるということは、彼らの主張を一応は是認して、どういう意味にしろ「カウンターパート」として同じ土俵に上がるということである。
それはまさに「冗談じゃない!」である。議論を行う共通の基盤が存在しないのである。そんな人たちと議論が出来るはずがない。(それは、彼らからしても同じだろう。議論をしようと言っているように見えることもあるが、じつはたんに難癖、いいがかりを付けて、ためにしようとしているに過ぎない。建設的な議論が出来るとは彼ら自身考えていないだろうと思う。)
そうは言っても、何を仕掛けてくるのか分からないから、対策を考えるために臨時の会議を開いたり、警察に万一の際の「保護」を求めるために相談に行ったり、慌ただしい数日であった。
いよいよ明日がその当日。静かな環境を確保できて「戦争と女性の人権」について考え話し合う有意義な一日となることを願うばかりである。
スケジュールなどは以下の通り。
13時 映画「オレの心は負けてない」
14時50分〜16時10分 池田恵理子さんの講演
16時半 第二回映画上映
18時15分〜30分 池田さんのショートスピーチ
ロビーにて、パネル展示・物販など。
★当日とやままつりと駐車場の無料開放もあり、大変混雑すると予想されます。車の方はかなり早めに来られるか、西町周辺を外して駐車された方が良いと思います。ご注意ください。
★入場をスムーズにできるように、事前にチケットをお買い求め下さい。
その間、農作業はもとより、市民運動や地区の世話などでも猛烈に忙しかった。ということは、その気になればネタはいくらでもあったことになるのだが、ブログ更新という「義務」からの解放感を味わっていた。
知り合いの中には、体をこわしたか、なにか事故でもあったのか、と心配してメールをくれる人もあった。「休載のお知らせ」的なことをアップしようかとも思ったが、それさえ面倒なままうち過ぎた。このまま「休刊」ないし「廃刊」にしようかと思っていた矢先にちょっとした<事件>が起きた。下のチラシの催しについてである。
この催しについて「在日特権を許さない市民の会」(在特会)という団体が街宣などの抗議の行動を起こすとそのホームページで公言し、催しを後援している富山市に対して後援を止めるように働きかけをし始めたのである。(たぶん彼らの働きかけが奏功し、富山市は後援を取り消した)。
在特会のことは全く知らないではなかったが、そもそも、在日(韓国・朝鮮人)に「特権」なぞあるのか? 私は大阪の下町で育った人間だから、同級生に「在日」(という言葉はまだ普及してなかったが)の子はかなりいたし、いまの友人にも何人かいる。彼らに、マイナスのそれ(宗教的な言葉を使えば、むしろ「聖痕=スティグマ」とも言うべきである)ならいざ知らず、「特権」というものがあるとは到底思えない。それどころか、「在日」であることのデメリットばかりを蒙ってきたのが実際である。
だから、その「特権を許さない」などと大声で叫ぶようなこと自体、とんでもない言いがかりではないかと、そういう主張を奇異に感じでいた。
私も実行委員のひとりとして関わっている上の集いに関して抗議を受けることになって、改めて在特会のホームページや関連のブログ、ユーチューブの映像などを少し注意して見てみた。
正直いって(そして、大げさでなく)吐き気を催すようなものが多い。こういう連中の「抗議」を真面目に受ける必要は全くない。
現行のわが国の法律や国際人権規約などの条約、政府・自治体の(日本軍「慰安婦」問題についての)意思表明や決議などを全く無視して、いわば理不尽に違法・不法な主張を公言する団体の抗議を、真面目に受け止めるということは、彼らの主張を一応は是認して、どういう意味にしろ「カウンターパート」として同じ土俵に上がるということである。
それはまさに「冗談じゃない!」である。議論を行う共通の基盤が存在しないのである。そんな人たちと議論が出来るはずがない。(それは、彼らからしても同じだろう。議論をしようと言っているように見えることもあるが、じつはたんに難癖、いいがかりを付けて、ためにしようとしているに過ぎない。建設的な議論が出来るとは彼ら自身考えていないだろうと思う。)
そうは言っても、何を仕掛けてくるのか分からないから、対策を考えるために臨時の会議を開いたり、警察に万一の際の「保護」を求めるために相談に行ったり、慌ただしい数日であった。
いよいよ明日がその当日。静かな環境を確保できて「戦争と女性の人権」について考え話し合う有意義な一日となることを願うばかりである。
スケジュールなどは以下の通り。
13時 映画「オレの心は負けてない」
14時50分〜16時10分 池田恵理子さんの講演
16時半 第二回映画上映
18時15分〜30分 池田さんのショートスピーチ
ロビーにて、パネル展示・物販など。
★当日とやままつりと駐車場の無料開放もあり、大変混雑すると予想されます。車の方はかなり早めに来られるか、西町周辺を外して駐車された方が良いと思います。ご注意ください。
★入場をスムーズにできるように、事前にチケットをお買い求め下さい。
by sumiyakist
| 2009-08-07 21:48
| 憲法・教育基本法