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炭ガマに火を入れる

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 盆前にいちおう完成していた炭窯であるが、中に原木を詰めてようやく火を入れる状態になった。炭焼きを教わったとなり村の「ムカイ(屋号)のおじじ」こと田畑安太郎氏は「盆が過ぎたらせっせと(炭を)焼かんにゃ」といっていた。需要期までに在庫を積み増すためには、暑くても盆過ぎから焼き始めねばならないというわけである。
 カマ内の温度を上げるためにカマの入り口で火を焚くことを「口焚き」という。早く火を燃え上がらせるために発電機で扇風機を回し送風している(左下)。以前は箕(み)で1時間近くも煽いでいたのであるが、友人が中古のエンジン発電機を寄贈してくれたから楽になった。(友人は、雪害で停電した時のためを思って寄贈してくれたのだが、カマの改修の時にも使ったし、あるいは山の中で椎茸の菌打ちの電動ドリルを使うときなどにも重宝している。)

c0068917_20252541.jpg 口焚きの木(燃材)は、炭材を取った残りの先端部分や枝である。チェーンソーで適当に切って燃やす。

c0068917_20263334.jpg 天井をやり直して最初のカマは、炭を焼くことに加えて、いちおう乾し上がったドロ天井をさらに火で焼きしめるという、二重の目的がある。今回は吊り天井とドロ天井との「ハイブリッド」だから、乾し上がった天井の上に、気密をたもつために乾いた土砂を薄く載せてある。雨が入って天井が部分的に濡れていたせいもあり、天井からは湯気が上がっている。

c0068917_20281764.jpg 口焚きの初日はカマ内の温度を徐々に上げて中の炭材を乾燥させることが目的である。夜中も焚きつづけるわけではなく、夕方になったらドロを練って石や煉瓦でカマの口を塞いで作業を終える。このとき、太めの燃材を一杯まで入れて、通風口を開けておく。夜じゅうかかってゆっくり燃えている内に熱気がカマ内を循環して原木の乾燥が進む。(蒸気乾燥とか蒸し煮とかいう)。
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by sumiyakist | 2007-10-01 20:37 | 自然と暮らし