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年頭所感

安倍首相が年頭所感を述べたというので、こちらも負けずに対抗的所感を掲げることにした。
といっても、これは私が年賀状代わりに知友に送ったり手渡したりしている紙版の「スミヤキスト通信」33号の「巻頭言」をそのまま載せたものだ。
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〈巻頭言〉 保守派も「こりゃダメだ」

 毎年のように安倍内閣の批判を書くのが恒例化してしまったこの通信、昨年暮れになっても依然としてネタは尽きない。地底から湧いて出てくるように悪事が露呈する。
 昨年はモリカケに終始した。ついには追及逃れと政権維持のために無用の衆議院解散までやり(費用は600億円かかったそうだ)、政治の私物化も極まった様相を呈している。しかし、こんな悪政暴政愚政をやっていても総選挙には勝つという不思議。現代日本民主主義の怪奇現象というべきか。
 山口敬之というアベ友記者の準強姦罪事件もようやく国会で取り上げられるようになった。と思ったら、今度はその人物が絡んだスパコン(スーパーコンピュータ)助成金詐欺事件が明るみ出てきた。前者については、執行直前の逮捕状が政権にごく近い警察官僚の指示で執行停止されたというし、さらに被害者が訴えた検察審査会においても、不起訴相当と結論されたのだが、その内容は当事者にも全く知らされない(『ブラックボックス』伊藤詩織著)。検察審査会制度そのものの不明朗さが、またぞろ(というのは小沢=西松事件でもさんざん取り上げられたから)浮上。
 官僚機構はいうに及ばず、内閣法制局(行政府の一機関だけど、政権から半ば独立していたのがこれまでの慣例)から、最高裁(こちらはれっきとした三権分立のひとつのはず)、警察・検察、そしてNHK・民放を初めとするマスコミまで、忖度どころか、あからさまな迎合や癒着もしばしばある。
 政治家になってそこそこのキャリアを積めば、国家の制度や仕組み、歴史的経緯などを知って、権力行使が謙抑的でなければならないのは自然にわかるはず。それが「立憲主義」ということ。ところが、アベシンゾー氏は無知で厚顔だから「やってはいけないと書いてなければ何をやってもいいのだ」と思い込んでしまった。夫婦ともに(笑)。途上国の独裁者のごとくである。
 さすがに保守派の論客の中でも、批判派の急先鋒である小林よしのりをはじめ、右派論壇の重鎮ともいうべき西尾幹二、西部邁なども「保守」のなんたるかに無知な安倍クンの程度の悪さに愛想をつかし始めている。彼の庇護者的存在としてはもはや櫻井よしこくらいが残っているだけではないか。
 ドイツ文学者の摘菜収などは『安倍でもわかる政治思想入門』とか『安倍でもわかる保守主義』などと、繰り返し巻き返し安倍批判本を出している。出来の悪い生徒をたしなめるような叱るような、そしてついにはサジを投げ出してしまうような書きぶりである。
 安倍内閣の唯一の手柄は景気回復だけど、アベノミクスという言葉だけが一人歩きしている。本当に経済が強くなっているのかどうか。人間はだませても、経済の動きはだませない。株式市場に大量の公金をぶち込んだり経済指標の項目や数値を変更してある程度までは操作はできるにしても、だ。『アベノミクスによろしく』(明石順平著)がそのあたりを掘り下げて検証している。
 いずれ、ごまかしのつけは回ってくる。当座は無理やり保たせることができても、いずれ遠くない時期に破局的な状態に陥る心配が常にある。オリンピックなどとはしゃいでいられるのか。杞憂であれば幸いだけど。
 正月早々、いささか縁起の悪い話になった。


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by sumiyakist | 2018-01-10 10:21 | 憲法・教育基本法

贈る言葉

 多くのブログが政権を放り出した安倍晋三について批判を述べている。入院先の慶応病院で自殺を図ったというニュースがいろいろな所で取り上げられているが、ほとんど何の情報もなく入院期間が延長されているのをみると、まんざら虚報ではないのだろう。
 なににしても、「無能で危険」という奇妙な特質をもったこの人物(アメリカにも約一名いるが)の、妙に取り繕った顔を見なくてすむというのは精神衛生上はありがたい。
 マスコミは「水に落ちた犬は叩け」と無責任男の批判を一応は書いた。しかし、この無能で危険な男(しかもダーティと来ている)のことを知りながら、一年前まではこぞって持ち上げていたのである。この男を総理にした責任を問うならマスコミ自身の責任にも言及すべきではないか。
 魚住昭『官僚とメディア』は、安倍内閣発足にあたっての共同通信内部での安倍晋三にからむ記事の出稿差し止め事件を書いている。程度の差こそあれ、どのメディアでも同じようなことはあったはずである。
 かなり前からネットでは耐震偽造問題のアパグループと安晋会の関係、あるいはもっと遡れば沖縄で自殺した(殺害された)野口英昭氏と安晋会の関係などの情報が飛び交っていた。

 この男にいまさら批判を加えるのもアホらしいことであるが、ただひとつ、言うことがあるとすれば、こんな人物によって領導されて強行採決されて成立した改正教育基本法と憲法改正手続法(国民投票法)について「おいおまえ、これもいっしょに持って帰れ!」と言うくらいだ。

 しかしながら、現在の政治状況を考えるためには、小泉純一郎と安倍晋三という2人の政権の成立とその後の経過は日本の「民主制」「代議制」の質やメディアによる情報操作という点で多くの検討材料を残してくれた。

 時おり安倍晋三氏の母親・洋子さんのことが週刊誌の見出し広告にでるのであるが、参院選の結果が出た直後にも(どういうものであったか記憶はないが)その名前があった。それを見て頭に浮かんだ句を8月31日に朝日川柳に投稿した。もちろん採用はされなかった。

 岸洋子、夜明けの歌をうたってよ
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by sumiyakist | 2007-09-19 23:22 | 憲法・教育基本法