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ナラ枯れ・一年後

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 昨年、ナラ枯れ現象について何回か書いたことがあるが、一年が経過しての様子をレポートしておこう。
 見て分かるとおり、今年もさらに何本かが立ち枯れた。今年の被害木は葉が茶色に見える。昨年のそれは、葉が落ちて枯れ木のように見えるか、あるいは枯れた葉が一年間落ちずに残っていて灰色のように見えるものもある。今年は尾根から少し下がったところに多く発生しているが、昨年と同程度の被害本数のように見える。(手前の犬はわが家のベル。)

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こちらはマツオの尾根を見たところである。こちらは昨年ほど多くはないようであるが、やはり新たなナラ枯れが何本かある。現場は谷をいったん下りた向こうの山であるから、そばまで行くのはかなり面倒である。手前の休耕田は昨年同様ソバを作っていて、目下花盛りである。
(右手に三角形に枯れた樹形が見えるが、これは樹木ではなく、木に巻き付いて繁茂したツル性の植物が枯れているようである。)

c0068917_21593734.jpg 左の写真は、上とは少し離れた山で、いま伐採中の現場のミズナラの木である。下向きに相当傾斜して生えているのを、斜面の上側に倒すためにワイヤーをかけて引っぱっているが、ご覧のように劇症の枯死状態である。しかし、よく見るとまだ緑の葉もついている。

c0068917_228126.jpg 目の高さほどの幹である。まだきれいな葉が付いているが、カシノナガキクイムシ(カシナガ)が潜入した目印である、きな粉のような食いかす(フロス)が沢山付着している。

c0068917_7324971.jpg ついでにワイヤーを引っぱっているチルホールという道具を紹介しておく。写真の右側にワイヤーが延びている。左側は切り株に固定してある。1メートルほどのハンドルを往復させることで梃子の原理でワイヤーをたぐり寄せる。1往復で7センチほどだから、何十回も往復させねばならないが、垂直引き上げで800キロ、引っぱりで1トン半ほどの力を出してくれる。山の中へ入って人力だけでこのパワーを使えるのだからありがたい。原木の切り倒しや斜面からの引き上げなどに重宝している。

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by sumiyakist | 2008-09-20 22:25 | 自然と暮らし

秋は忙しい

c0068917_20471667.jpg 昨夜来の雨が完全にあがらないので山仕事は控えて、午前中は畑の周り(休耕田だから元来は畦)の草刈りをする。日本の農業は草との闘いだといわれるが、まさにその通り、田といわず畑といわず、除草が重要な作業のひとつである。春から数えて5回目くらいだろうか、これが最後の草刈りである。写真の右側の作物は収穫期に近づいている小豆。

c0068917_20481849.jpg アップしてみるとこういう状態である。緑色のさやもあるが、枯れ始めているさやもある。このさやの中で小豆が熟していく。早く熟したものはいったんさやでもいで、そのあと、10月の終わり頃に茎もろとも全部抜いてハサに掛けて干す。

c0068917_20492761.jpg ついでながら、我が家のものではないが、隣のソバ畑(これも元来は田んぼ)を写した。こちらもソバの実が黒く熟している。ひと月前には一面白い花が咲いていた。ここは生産組合の作業員が大型のコンバインで刈り取りに来る。

c0068917_20501547.jpg アップで見ると、ソバも、白い花、白ないし緑色の実、茶色ないし黒い熟した実と、株によって時間差を伴って成長しているのが分かる。


 午後からはすっかり天候が回復。山での炭材の伐採を続ける。当分のあいだカマの対面の細い尾根が仕事場である。ということは斜面に生えている木が殆どということになる。そのまま伐ると当然たいていの場合、谷の方へ倒れてゆく。それを下から運び出せない時は何とか山側に倒して、さらに尾根へ引き上げるという効率の悪い仕事を強いられる。
c0068917_20513742.jpg そういうときに使うチルホールという人力牽引装置。直径1センチほどのワイヤーで引っぱる機械である。1メートル足らずのハンドルを往復させることで吊り上げで800キロ、引っぱりで1250キロの力を出すことが出来る。片方を切り株や立木に固定してワイヤーを延ばして倒したり引き上げたりする木にフックを使って掛ける。

c0068917_20524574.jpg こうして切り倒して引き上げた木である。横になっている手前の木はシデ、その向こうはクヌギ、縦になっているのはナラである。チェーンソーは必需の機器だが、ラジオも炭焼きさんの友達である。(この日は国会中継を流しっぱなしにしていた。)

c0068917_20541594.jpg 半日、斜面を登ったり下りたりし、チルホールのハンドルを動かし、チェーンソーを使い、ナタを振るって木と格闘。日暮れ近くなって帰りの尾根道である。向こうのほうにに玉切りした炭材を運ぶための一輪車が見える。 

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by sumiyakist | 2007-10-18 21:02 | 自然と暮らし