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ゴミ処理現場の見学

 公共事業談合の根絶よりもゴミ問題解決のほうが何倍も難しいと以前にも書いた。解決のためは住民の意識改革が絶対に必要だからだ。
 しかも、その住民というのは、たいていの場合、分別などという面倒なことはなるべくやりたくないし、自分の出したゴミが、ともかく目の前(ゴミ集積場)からなくなりさえすれば、それがどうやって処理されていようとあまり気にとめない、というのが圧倒的多数である。

c0068917_2022402.jpg 先に書いたように小矢部市では自前の焼却施設がなくなったので高岡市、氷見市の施設まで運んで処理をして貰っている。
 たまたま、わが市民オンブズ小矢部でも(環境問題というより、公費の適正な支出の観点からであるが)ゴミ処理にかんする支出を点検しようと取り組みはじめた。
 ゴミ処理費というのは主として、収集・運搬・処理にかんする業者への委託費が主なのであるが、情報公開で出てきた書類だけで見ていてもよく分からないので実際を見てみようということで、市の環境センターや委託処理施設を見学した。(上の写真は委託業者の処理施設で)
 
 小矢部市は、大都市などと比べると分別収集がよく行われている方だと思う。わが町のゴミの分類は、
 燃やせるゴミ(生ごみ・汚れた紙類など)
 不燃物(陶器・金属・ゴム・プラスチックなど)
  埋設処理廃棄物(焼却灰を含む)
  有害廃棄物(蛍光灯・電池など) 
 資源ゴミ
  プラスチック包装容器
  紙パック
  紙容器
  アルミ缶
  スチール缶
  ペットボトル
  ガラス瓶
    透明
    緑・青・酢
    茶色
    黒

 このほかに、次のものが主として地区や団体の集団回収によって回収されている。
   新聞紙
   チラシ
   雑誌
   段ボール

c0068917_2024309.jpg まず、市の環境センターへ。
 これは不法投棄の廃棄物。家電器具やら古タイヤやらさまざまなものがある。警察の捜査で投棄者が判明するモノもあるが、それ以外は最終的に市の負担で処理する。
 説明してくれるのは市の生活環境課長。

c0068917_20355667.jpg有害廃棄物のひとつ、蛍光灯。処理機で破砕してドラム缶に詰めて保管し、年に一度、今は北海道にある専門処理場へ送っているとのこと。

c0068917_20415288.jpg容器包装プラスチックは委託業者の処理工場に運んで処理する。コンベアーを流れるゴミを手選別で誤混入物をより分ける。(委託業者の処理工場で)

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by sumiyakist | 2009-02-09 20:46 | 地方自治

大きな問題

  いつまでも年賀状を掲げておくわけにもいかないので、更新せずばなるまい。

  もともとこのブログは、前富山県知事・中沖豊氏の「条例に基づかない不当な」退職金について、オンブズ運動としての取り組みを広く知らしめるために思いついたもの。「中沖退職金問題」がいちおう決着しても、オンブズ運動は続けているし、国や地方の政治状況(とりわけ憲法問題など)に対する対応なども続いているので、それらの問題を取り上げてきた。

 暮らしに関わる問題という点からいえば、自治体の情報公開や公共事業のコスト(談合)の問題なども取り上げてきたのであるが、その種の問題は、じつはさほどの難題ではない。談合を根絶しようと思えば、行政マンのうちのトップの数人と請負業者の経営者のせいぜい十数人が「止めよう」と腹をくくればいいだけの話である。

 本当に難しいのは、ゴミ処理問題とか、高齢者問題・少子化問題、あるいはーとりわけ地方都市の場合ー過疎化、農林業をどうするか、といった問題である。
 例えばゴミ処理問題ひとつ取り上げてみても、地方自治体の仕事の最重要な業務が住民の健康や安全をまもることであることは論をまたないし、その「基本のき」が保健衛生事業であることもまた、いうまでもない。その基本的な事業を遂行するための焼却処分場や最終処分場(埋め立て場)を建設しようとすると、抜き差しならない問題に直面せざるを得なくなることがある。
 それらの施設は、住民の誰にとっても必要な施設であり、建設そのものに反対する住民はいないはずである。しかし、実際にその計画が表面化すると、「総論賛成・各論反対」「ノット・イン・マイ・バックヤード(うちはお断り)」が必ず出てくる。
 それに加えて、焼却とか埋め立て、あるいは分別・リサイクル、といった問題が、常に新しい局面に直面するということもある。ここ10年前ほどは、ダイオキシン問題で焼却万能主義が改められ、それに資源(枯渇)問題も加わって、ゴミの資源化=リサイクル(分別収集)が大きく進められることになった。

 こういうことを考えると、ゴミ処理問題というのは、住民全体の意識の啓発や全体利害と個別利害の調整という、談合を止めさせるといった問題などと比べて、桁違いに深く大きな問題であることが分かる。
 
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by sumiyakist | 2009-01-23 21:34 | 地方自治