コクワガタとアリ

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 まやぞーさんの提言を容れて、きょうは「自然ネタ」を。
 いまにも降り出しそうな空模様であるが、炭ガマに入れる原木が少し足りないので山へ行った。昨年秋に伐ったクヌギの切り株をふと見ると、樹液を舐めに虫たちが集まってきている。コクワガタの夫婦(かどうか確かめたわけではないが)とアリがケンカをしているように見える。(帰ってから図鑑で調べるとアリは大型のムネアカオオアリという種のようだ。)
 写真は接写で取っているので大きく見えるが、コクワガタのオスは全長2センチほどである。
 しばらく眺めていると、アリの攻勢にヘキエキしたのか、オスのコクワガタは退散していったが、メスは平気で頭を深く樹皮の割れ目に突っ込んで、微動だにしなかった。
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 やはり昨年、こちらは春先に伐ったクヌギの切り株を見ると、猛烈な勢いで自然萌芽(いわゆる「ひこばえ」)が伸びている。雑木林は、伐った後も放置しておけばこうして自然に再生してゆく。
 最近のクマの出没騒ぎから、「山が荒れている」とかいってドングリなどの実ができる雑木林を再生させようという運動が始まっている。何とかクラブなどと名付けて行政が音頭をとっているところもあるが、ついこの間までほかならぬ行政が、「拡大造林」とかいって雑木林をどんどん切り倒して、杉などの針葉樹の植林を進めていたことへの自己批判は全くない。いい気なものだというしかない。
 そんなことに見とれているうちに、やっぱり雨。今日は自然観察だけで終業。
 自然ネタだけで終わらないのがやっぱり「硬派ブログ」ですねぇ。
 
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# by sumiyakist | 2005-07-07 10:38 | 自然と暮らし

おばさんも怒ってるゾォ

 市民オンブズ小矢部の仲間が調べてくれたら、こんなページがあった。日本テレビの 番組「報道特捜プロジェクト」のホームページである。
http://www.ntv.co.jp/tokuso/angry/20040717.html
04年7月17日放送分らしいが、本文だけ引用すると以下のようである。
                 *
 今回寄せられた怒りは・・・
「なぜ市長の退職金は高いのか!」です。
 先月、6月に開会されたさいたま市議会でさいたま市長の退職金の値上げが賛成多数で可決されました。
 その退職金の額はおよそ3,773万円!1,000万円アップしました。これは1期4年務めると出るのです。なぜ、アップしたかというと、さいたま市は3市合併し政令指定都市になったので、他の政令指定都市に近い金額に、ということで決まった額です。
 ではなぜ、この金額になるかというと、市長の場合は「月給×在職月数(×定率)」なので、任期いっぱい4年務めると48か月務めたことになりますので、「48」をかけることになります。
 これが一般の職員の方だと、「月給×勤続年数(×定率)」になります。例えば、大卒の方が定年まで働くと38年になりますので、「38」をかけることになります。 市長の「48」は一般の職員の場合、勤続年数が「48年」ということになるのです。だから、市長の退職金はよりいっそう高くなります。
 実は、この退職金の計算方法は市長も都道府県知事も変わりません。 しかも、一般の職員は定年を迎えた時に1度退職金をもらうだけですが、市長や知事は選挙で再選されれば、2期目終了後にも出ます。
 例えば、沼田前千葉県知事は5期務めましたので、その期ごとに退職金が出ています。すべての退職金合計はナント2億3,880万円!退職金の他に毎月の給料、ボーナスに相当する期末手当というのも出ています。これらはすべて税金から払われています。 そこで、総務省(旧自治省)になぜ市長や知事の退職金が4年で一般の職員の一生分以上の退職金が出る計算方法、つまり、在職の月数をかける方法になったのか聞いてみました。すると「いろいろ調べてみたのですが、わかりません」というお答え。
 この退職金のしくみは各地方自治体が条例で決めているもので、国が決めているものではありません。ちなみに、大阪府高石市は2003年9月に退職金の条例を廃止しました。つまり、出なくすることもできるのです。
 であるなら、地方自治体が財政難ならば、こういうところからカットできるのではないのでしょうか!!
               *
 その他、東奥日報の社説でも首長の退職金を論じている。
http://www.toonippo.co.jp/shasetsu/sha2003/sha20030709.html

 かと思えば、こんな例もある。(一部引用)
               *
 去る2月14日、尼崎市の白井文市長が、退職金を現行の3千5百50万円から一
気に490万円に引き下げる条例案を、この3月議会に提出したが否決された。
しかし、提案の理由は「1期4年間で受け取る金額としては世間の常識からかけ
離れている」としていたため多くの市民の賛同を得ている。
http://www.ne.jp/asahi/kahoku/shinbun/2005/050301.htm#1-1
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# by sumiyakist | 2005-07-06 20:17 | 知事退職金

退職金を全額寄付

京セラ稲盛氏が取締役退任 在任46年、全退職金を寄付
 京セラ創業者の稲盛和夫名誉会長(73)が28日の株主総会で、戦後半世紀近くにわたって務めた取締役を退任した。29日の株主総会で退く任天堂の山内溥氏や日清食品の安藤百福氏らとともに、高度経済成長を象徴した大物経営者が表舞台から姿を消すことになった。
 稲盛氏は退職慰労金を全額、母校の鹿児島大などに寄付する。
株主総会は非公開。京セラによると、稲盛氏は総会終了後、株主を前に「27歳の時に300万円集めてもらい、つくっていただいたのがこの会社。創業以来、誠心誠意仕事に打ち込み、立派な企業に成長した」と感慨深げに振り返り、会場からは拍手が起こったという。
今後は、私財で設立し、理事長も務める稲盛財団の活動や若手経営者の育成のほか、児童福祉にも力を注ぐ予定だ。(共同ニュース)
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 退職金の金額はわかりませんが。そういえば、ソニーの大賀社長も退職金(10億じゃなかったかな?)で音楽ホールを建てて寄付したことがありましたね。
 稲盛氏の退職金は6億円だそうです。以下サンケイウエブから引用。
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 約6億円の退職金について、役員から「京セラを創業し、世界的な企業に育てた長年の功労に報いるため、もっと増額してもよいのではないか」との意見があったことを披露。
 これに対し稲盛氏は「業を起こし、社会に貢献した喜びを得た。お金のためだけに働いたのではない」と述べ、社内規定に基づく金額だけを受け取ることにしたという。
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# by sumiyakist | 2005-07-05 13:22 | 知事退職金

知事の退職金

 自治体のトップ、すなわち知事や市町村長のことを「首長」ということがある。「しゅちょう」が正しい読み方で、ときに「しゅうちょう」という人がいるが、それは「ラバさんのお父さん」=酋長であるから間違えてはいけない。
 冗談はともかく、首長の退職金とはいったいなんだろう?(ちなみに、議員には退職金はない。そのかわり、かなり有利な年金制度がある。)
 詮ずる所、月給の6割〜8割をプールしておいて退職時に一括して払うという給与の一部の後払いではないだろうか? 月給で支給されると(扶養者数などから、控除が少ないし)税金をたくさん取られるが、退職金で受け取ると税制で優遇されるから有利だ、という深謀遠慮があるのかもしれない。
 下の表は、今回の退職金問題を追究する過程で情報公開で得た資料である。全国の都道府県の特別職(三役)の退職金の計算方法一覧である。富山県だけが根拠条例・規則がないという特殊状態であることがわかる。(また、現下のテーマではないが、都道府県の規模の差の割には月給の格差が少ないのは意外である。もっとも、東京都知事などは週に2〜3回の登庁というから、これでいいのかもしれないが。)
 支給額算定の基本は、給料月額に在職月数を掛けて、それではあまりに高額になるので、手加減するために「支給割合」という数字を掛けて算出される、ということである。
 「在職月数」にもご注目いただきたい。民間や、行政でも一般職の場合は、ふつう「在職年数」を用いる。というか、それが常識である。
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# by sumiyakist | 2005-07-04 21:24 | 知事退職金

住民監査請求

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 前富山県知事・中沖豊氏は6期、24年間に亘って保守王国・富山の行政トップとして君臨し続けた。
 なにかにつけ「日本一」が好きで、「桃太郎知事」とからかわれたりしたが、結局、「現職知事高齢日本一」とか、「自民党公認知事日本(唯)一」とかでわれわれには印象づけられることで終わった。
 本人はさらに7期目を目指して「最長不倒」を狙っていたフシもあるが、期末ごろにいたり不覚にも病に倒れ、昨年11月、任期満了をもって「円満退職」したのである。
 問題はそれからである。6期24年間を終えて退職した知事というのは、いったい、いくらくらい退職金を貰うものか? だれでも気になるというものだ。
 なんと、2億3千5百万円!! これが、現石井隆一知事が提案し、県議会が決定した額である。
 昨年暮れ、県内のマスコミもなぜかあまり大きく報じないし、年末の多忙にまぎれて気づかない県民も多かったようであるが、それを知った人々は一様に「何でそんなにでかいともらうがけぇ?」と反発した。
 しかし、いかんせん、庶民の声はお上に届かない。そこで、われわれ「市民オンブズ小矢部」はなんとかこれをひっくり返せないものかと「研究」してみた。そしてこの行政処分の決定的な瑕疵(キズ)を発見した。
 詳しくはまたの機会に譲るが、過日、右の新聞記事(6/28朝日新聞・富山版)の報ずるごとく、勇躍、富山県に対して住民監査請求をしたのである。
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# by sumiyakist | 2005-07-03 18:26 | 知事退職金