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ソバの収穫

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今日10月28日のツカダの様子。ほとんどが台風で倒されたままながら、ソバの実は熟して黒褐色になってきた。種まきからちょうど60日である。
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c0068917_2144553.jpg 実はこういう状態である。実は、最初は白いのだが、熟してくると次第に茶色から黒っぽくなる。まだ白い花を付けている枝もあるし、熟してこぼれ落ちる実もある。全部の実が一斉に熟してゆくことはない。
 ソバの刈り時については、「ハエが3匹止まったら刈れ」という言葉を聞いたことがある。一面に白い実(まだ花も咲いている)のついた状態から黒い実が3粒(ハエが3匹)でも見えたら刈れという意味である。いくらなんでもそれでは早すぎるのだが、熟しすぎて刈る時期が遅れると実がポロポロこぼれて収穫出来なくなることを戒めていう格言らしい。

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 ソバを手刈りして乾燥させるのにはちょっとしたコツがある。一握りほどずつをいったん束ねて(左)、さらにその2束を併せて、先の部分を折り込んで結束する。こうすると熟した実がこぼれ落ちるのを防ぐことができるわけである。本来は稲ワラで結ぶが、今回はバインダーのヒモ(麻ヒモ)を短く切って使う。
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 結んだ束を竹のハサに掛ける。こうして天日乾燥させる。稲作をやっていると、ちょうど稲の脱穀が終わってハサが空いたあとにソバを掛けることになる。(その後にはアズキということになる。)
c0068917_22182331.jpg 横にはひと群れのノコンギクが風に揺れていた。秋は急速に深まってゆく。 

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 ところで上の写真はなんだろうか? これはイノシシが牙で地面を掘り返した跡に違いないと思っている。ソバの種を蒔いた残りの一部にあか株の種を蒔いておいたのであるが、とりわけそのあたりがひどく掘り返されている。あか株もさることながら、地下に埋まっているクズの根を掘り起こしているのではないかと推測できる。
 そもそも、雪深い地方ではイノシシは生息できないというのが定説で、じっさい、当地ではこれまでイノシシによる獣害は聞いたことがなかった。温暖化と少雪によってイノシシの生息域が北上していると情報はあったが、こんなにも早く到来しようとは! 近在の村でもサツマイモをはじめ、イノシシによると思われる被害の話を聞くようになった。ハクビシンに加えて手強い害獣の参入である。
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by sumiyakist | 2009-10-28 22:43 | 自然と暮らし

不二越女子挺身隊訴訟

 朝鮮女子勤労挺身隊という言葉をご存じだろうか? 第二次大戦末期に国内の労働力不足を補うために、植民地だった朝鮮半島から小学校を終えたばかりの少女たちを、「上の学校に行ける」「お茶やお花を習わせて貰える」「ごはんが腹一杯食べられる」などと、騙すようにして「内地」へ連れてきたのである。富山市にいまもある不二越という軍需工場にも1800人を越えるの朝鮮の少女たちが連れて来られたという。少女たちは寄宿舎に閉じこめられ工場では成人男性の職人の替わりに旋盤などの機械を使って作業させられた。
 敗戦前後、彼女らは郷里へ送り返され、補償どころか給与さえ支払われなかった。「挺身隊」という言葉から軍隊慰安婦と同一視される誤解もあって、過去を明かすことさえ出来ずに来た人も多い。
 その何人かが不二越を相手取って謝罪と補償を求めて提訴しているのが、「不二越強制連行・強制労働訴訟」である。委細は不二越訴訟を支援する北陸連絡会HPにある。

c0068917_21172148.jpg 少し前のことになるが、その第2次訴訟が10月5日に結審(控訴審・名古屋高裁金沢支部)した翌日、韓国から来た5人の原告が不二越の社長との面会を求めて富山市の本社工場へ出向いた。
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c0068917_2115347.jpg 不二越は本社入り口を封鎖し、鉄のフェンスを張り巡らせて厳重なバリケードで原告団と支援者の隊列を迎えたが、隊列はあっという間にバリケードを突破、屈強な10人ほどの警備の社員を押し返して正門前で集会を開いた。
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 原告のハルモニたちは次々とマイクを取って、いたいけな少女を不二越はどのように酷使し、賃金も払わずに送り返したかなどを語り、給与の支払いと謝罪・補償を求めて社長・会長の井村健輔氏との面会を要求した。支援者は県内だけでなく、福井、大阪や名古屋などからも参加者がある。(名古屋ではやはり三菱重工を相手にした訴訟があった。)マイクで訴えているのは原告の一人、ユ チャンイさん。
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c0068917_21323577.jpg  不二越側は面会要求に応じず、警察を呼んだ。しかし、原告と支援者はお構いなしに正門前を占拠し、終日座り込んだ。
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by sumiyakist | 2009-10-12 21:40 | 裁判批判

台風被害

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 台風が遠く離れて行った10月9日の午前のツカダの様子である。
 当地は台風の直撃を受けたわけではないが、雨風の相当強い時間帯があった。畑の豆には支柱を追加したりして、それなりの対策をしたが(それも結局は役に立たなかったけれど)、ソバには対策の施しようもないからなにもせずに放置した。
 この場所は陽当たり風通しとも良好なので、30メートル/秒を超える風速があったというから、かなりダメージを受けたようだ。

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 ソバという作物は根が浅く弱い。場所によってはこんなふうに風で引き抜かれた株もあちこちに見える。植え直すことも出来ないが、目についたものは土に埋め戻してやる。

c0068917_10104184.jpg ソバは、花を咲かせながら同時に結実してゆく。三角に見えるのが実である。これが熟すと黒くなり、自然に落ちてしまう。まだ未熟の段階だから、風にあおられても落ちない時期だったのは幸いであった。



c0068917_10193512.jpg こちらは直ぐ近くの野草、ミゾソバ。背も高くないし、根もしっかりしているから、びくともしていない。平気な顔できれいな花を咲かせている。「ソバ」の名は付いているが、実がどんなものか、気をつけて見たことはない。

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by sumiyakist | 2009-10-10 10:27 | 自然と暮らし