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西山太吉講演会(市民オンブズ富山総会記念講演)

c0068917_20453361.jpg NPO法人市民オンブズ富山の年次総会が、11月22日(土)県民会館で開かれ、この1年の活動報告と収支報告、来年度の活動計画と収支予算などが提案されて承認された。(写真は以下もすべて会員のM氏撮影)

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 今年の記念講演には遠路福岡県から西山太吉氏にお越しいただくことが出来た。西山氏は元毎日新聞の政治部記者で、1972年に佐藤内閣が沖縄返還を成し遂げた裏に、米軍基地の跡地整備にかんして、返還協定の表向きとはちがって日米間に秘密の取り決めがあることをスクープした人物である。(この記事がもたらした結末が、外務省機密漏洩事件としてあらぬ方向に展開し、西山氏は社を辞職することになったということをご記憶の人も多いと思う。)

c0068917_2120248.jpg 詳細はウィキペディアの記事や氏の著書『沖縄密約―「情報犯罪」と日米同盟 』(岩波新書=左)をご覧いただきたいが、25年経ってアメリカで公開された公文書によって、その秘密協定の報道が事実であったことが証明された。しかし、日本政府はあくまでもそれを認めず、今日に至っている。
 西山氏はこれは国家権力による犯罪であるとして国家賠償請求を提起したが、裁判所は20年の除斥期間をたてに氏の訴えを却下した。(最高裁で確定)。
 しかし、氏(および氏を支援する多くの人びと)は、アメリカでは公文書館で明々白々に公開されているにもかかわらずわが国では「不存在」となっている密約文書について、情報公開法にもとづいて開示請求訴訟を来年早々に提起する予定で、行政と一体化した司法そのものも問い詰めたいという。


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 1931年生まれの西山氏であるが、立ったままで1時間半の講演をされ、民衆と政府とマスメディアが良き緊張を保ってこそ民主的な市民社会が成立しうるという話で締めくくられた。
 西山太吉氏の講演ということで、会員・サポーター以外の聴衆も多数参加し、補助椅子を出すほどの熱い講演会であった。

12月2日 追補
西山氏の講演の一部を会員の松永定夫さんがユーチューブに投稿している。

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by sumiyakist | 2008-11-23 21:49 | 裁判批判

美しい仕事場

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 いまの仕事場すなわち、原木を伐採している場所は炭焼き小屋のつづきの尾根。立木を倒すと見晴らしがよくなって、ちょうど久利須村の集落を見下ろすことができる。村の旧家であるM家の屋敷のモミジが紅葉の盛りである。裏山も紅・黄・茶・緑とモザイクのように入り組んで見える。(カシナガ被害の枯れ木はもう見分けがつかない)。
c0068917_937740.jpg 伐り進んでいる尾根の木々も日に日に色を変える。モミジはもちろんきれいだが、ナラも条件がいいとオレンジ色に輝く。こういう美しい「職場」で仕事ができるのは炭焼きのささやかな役得である。

c0068917_921464.jpg 小屋から伐採場所へ向かう通路。もとは林だったが、切り株を起こしたりして運搬機も通れるように整備したら森の小径のようになった。このあたりは、今のカマと小屋を造った後、12,3年前に伐採した場所である。だから道の左右の雑木はみな若木である。

c0068917_9255684.jpg 通路から小屋の方をふり返るとこうなる。今年は小屋の屋根の改修が出来ずじまいで、割れた波板はそのまま。

c0068917_9122164.jpg ころあいの太さのナラは葉が落ちた頃を見計らって切り倒しておいて、来年の春には椎茸の菌を植える原木に使うことにする。
 
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わが家の裏に置いた原木からナメコや椎茸が沢山出て来だすと季節は一気に晩秋から冬へ。
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by sumiyakist | 2008-11-19 10:07 | 自然と暮らし

公暴だぞ!

illcommonz(イルコモンズ)氏の製作になる、先の渋谷の不当逮捕事件(3人は当たり前のことだが釈放された)の映像を使ってのビデオ作品が公開されている。


 この作品とともに「公暴」ということばが生まれた。「抱きつき公妨」とか「転び公妨」とか言うときの「公妨」を換骨奪胎。敵の武器を奪って自らの武器としたわけだ。

 公安警察の使う「公妨」(渋谷事件でもタコおやじが「コーボーだぞ、コーボー」くりかえしている)というのは、「公務執行妨害(罪)」の略である。つまり、その罪で逮捕するという宣告をしているのだ。警察官のほうから目標とする人物に抱きついてきておいて「つかんで放さなかった」と主張したり、自分から転んでおいて「突き飛ばされた」と主張したりして「公妨」立件の要件にするのが警察の常套的な手口なのである。それが「抱きつき公妨」とか「転び公妨」である。

 その「コーボー」を「公暴」、すなわち公の暴力へと転換しているのがこの作品の主題である。作品の中にも以下のようなテロップが入れられている
【公暴】(こう・ぼう)名詞
1:公務員(特に公安警察)が公務執行の名の下に執行する暴力
2:公安警察の暴力及びその略称
[用例]「よし、私たちは公暴だ、公暴だぞ、公暴!公暴をふるうぞ、
公暴はおそろしいぞ」

 そして、次のような章句もある。

「野獣の政府は野獣の色で描かれなければならない」
(ジャン=リュック・ゴダール)

「野獣の警察は野獣の音で描かれなければならない」
(イルコモンズ)
下の方はイルコモンズ氏がゴダールの言葉を転用したものだろう。

 まさしく「BRUTAL PUBLIC VIOLENCE POLICE=野蛮な公暴警察」そのものだ。
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by sumiyakist | 2008-11-07 23:56 | 憲法・教育基本法

特別公務員暴行凌虐罪

 先月26日、渋谷で「麻生でてこい!!リアリティツアー」を呼びかけて実行していたグループのメンバー3人が、犯罪らしい事実もないのに(それどころか、警察の指示に従って行動していたにもかかわらず)、全く不当に逮捕された事件は、ネットでは広く知られている。(マスメディアは警察発表をたれ流しているだけだが)。
 不当逮捕に対する「救援会のブログ」で逐一状況が報告されているが、警察はあくまでも強行路線を貫くつもりのようだし、ほとんど人権侵害の取り調べを行っているようだ。
 行動開始前の警察との折衝、警察官の密談的打ち合わせの様子、逮捕前後の状況など、沢山の映像による証拠があるにも関わらず警察が強硬姿勢を取っているのは、逮捕をして起訴まで持ち込めれば上出来、そこまで出来なくても、見せしめや威嚇の効果は十分と踏んでのことだろう。それほど、警察権力が少々のことは乗り切れるという自信を持っているということだ。(誰が警察のこうした姿勢を大目にみているのだろう? ほかならぬ我々市民、国民が、警察をこれほどまでに増長させているのだ)。

c0068917_2282064.jpg 実力行使の権限を持つ集団が法によることなく(法を恣意的に拡大解釈して)、市民を引っ捕らえることが許されるとは、法治国家以前の「無法国家」と言うべきではないか。(左の写真は逮捕時の映像。手前のタコおやじが指揮官のようだ。)こんなひどい状況に対して黙っていることは「無法」を是認することだと思うから、私も抗議の意思表示をしたけれと、それだけではどうにも腹の虫が収まらない。 

 こういうケースなどはまさに、特別公務員暴行凌虐罪という犯罪に当てはまるのではないだろうか。証拠の映像もしっかりあるのだから、どんどん警察官を告発するべきではないかと思う。
逮捕前後の映像

追記
トラックバックを辿って当時の映像を3本並べて載せているブログ
「ヤメ蚊」を知った。
「以下、ビデオをみると、いかに日本の警察が恐ろしい組織であるかが分かります。」とヤメ蚊氏は書いているがまさにそのとおり。
「皆さんのブログにもぜひ、この3つのビデオを埋め込んでください。」とのこと。

ユーチューブ映像=警察との事前折衝の場面


同=刑事たちの打ち合わせ・逮捕


同=逮捕の場面



ついでに、ツアーのタイトルは「出てこい」などといった激しいものではなく、「リアリティツアー2――62億ってどんなだよ。麻生首相のお宅拝見」という穏やかなものであったことも訂正する。

 警察への抗議だとか、外国へ発信するだとかにも異議を唱えるわけではないが、特別公務員暴行凌虐罪での告訴が一番だという意見は変えない。

再追記
「ヤメ蚊」氏のお勧めに従ってユーチューブの映像を埋め込んでみた。コピペであまりにも簡単にできたのでビックリ。ほんとに便利なツールだ。
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by sumiyakist | 2008-11-03 22:13 | 裁判批判