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報告会

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c0068917_23141341.jpg 昨4月19日夜、富山市内で「前知事退職金返還訴訟報告会」を開いた。PRに十分な力を割けなかったこともあって、参加者は20人程度と、やや寂しい感もあったが、48ページの詳しい資料も作って、準備にはかなり手間をかけた。

 私の経過報告、石山氏の実感的オンブズ裁判報告、青島弁護士の論点解説と晴山意見書の説明などを話した後、参加者と話し合いを行った。(写真上は報告をする石山氏、下は資料)

 時系列に沿って全体を通観することで、参加者には問題点をよく理解してもらったようであるし、われわれも頭を整理するいい機会であった。

 最高裁でどういう判断が出されるのか(つまり、いったい、われわれに勝機があるのかどうか)ということが参加者の質問の一つの焦点であった。
 この点について青島弁護士は次のように話した。
 「最初から、われわれが勝つ可能性があるとすれば最高裁においてであろうということは原告やオンブズのみなさんにもそう言ってきた。つまり、現在の地裁や高裁は非常に行政に迎合的であって、まともな議論ができない。かつて市民オンブズ富山で、やはり住民監査請求から裁判に入っていった上水道談合訴訟においても、誰が見ても正当な、まったく教科書的な訴訟を提起したにもかかわらず、一審二審においては全く認めようとしなかった。しかし、最高裁では勝った。さすがに最高裁では、あまりにひどい判決を出すと国民の司法に対する信頼が損なわれるので、世間に知られたら困るようなひどいもの(下級審の判決)は直さざるを得ない。で、この知事退職金の問題がそれにあたるかどうかは、そのギリギリのところにあるように思う。学者が論文を書いたり学会で注目されたり、あるいは市民が関心をもって見つめていたりしていると、こっそり判決を書いて済ませてしまうわけにいかなくなるので、今後の運動の進め方も大切だとおもう。」
 
 さて、当日の資料の付録に富山空港ターミナルビル(株)のHPの1ページを載せておいた。
 下の方の常勤役員のところをご覧いただきたい。中沖豊氏がいまも代表取締役会長・社長を務めている。報酬もしっかり貰っているようだ。そもそもこの役職は、各種の財団理事長とか公的組合のトップなどと同じように、富山県知事のいわゆる「宛て職」のようなもので、氏が知事在職中は無給で務めていたという。ということからすると、知事を退職したならこれも辞任して後任の知事に替わるべきものだと思うが、この椅子だけ(他にもあるとの未確認情報もあるが)はしっかり確保して、ちゃっかり報酬も取っているというのは、いささか未練がましい、「美しくない」行為だと思うがどうだろう。
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by sumiyakist | 2007-04-20 23:21 | 知事退職金

早朝街頭宣伝

c0068917_13391652.jpg 4月16日朝、憲法をまもる小矢部の会のメンバー数人で、石動駅前でビラ撒きとハンドマイクを使った街頭宣伝を行った。憲法改定手続き法案、いわゆる国民投票法案の問題点を訴えるビラを急遽作ったものである。
 ビラは、出勤や通学のために慌ただしく通り過ぎる乗降客に手渡すのであるが、受け取り率はかなりよかった。というか、ほとんど受け取ってもらえた。もっと沢山用意すればよかった。
 新聞やテレビなどのマスメディアは本当の問題点を取り上げず、与党と民主党との党派的な対立に耳目を集めようとしているが、本当の問題は次のようなところにあることをビラとマイクで訴えた。(ビラはB4判でスキャナーで取り込めなかったので2分割して下に納めた)。
                   *
1.最低投票率が設けられていない。
 従って、投票率が40パーセント台の場合だと、その半分、すなわち有権者の2割あまりの賛成で憲法が改定されることになる。これを「国民の承認」(憲法96条)といっていいのだろうか。
2.公務員や教育者の国民投票に関する運動に大きな制約を加えている。
 「地位利用」という、これまでも拡大解釈されてきたあいまいな規定で、それらの人びとを黙り込ませようという意図は明白だ。公務員は憲法を尊重し擁護する義務を負っている(憲法99条)のだし、就職時にそういう宣誓をしているはずだ。
3.組織的多人数買収罪および利害誘導罪などという、これまたあいまいな規定で反対運動を規制しようとする。
 集会で無料のパンフレットを配っただけでも取り締まりの対象にされかねないなど、国民の自由な意見表明や、憲法に関する学習までもを封じ込めようとするものだ。
4.その一方で、有料広告は野放し、やり放題。
 投票日前の14日間を除いては改憲に賛成反対の広告は自由にやれることになる。日本経団連など財界の主流ははっきりと改憲賛成の立場を表明しているから、ここぞとばかり巨額の広告費を投じてPRすることであろう。数百億、あるいは数千億という「改憲特需」が広告業界に生じる。マスコミにとっても嬉しいことだろう。「カネで買われた憲法」が生まれることになる。
5.憲法審査会が活動を始める。
 憲法審査会を設置するむねの国会法の一部改定が同時に行われる。3年間は改定案の議論はしないことになっているが、国会の閉会中も継続して憲法に関する調査や衆参の調整などが粛々と行われる。
6.結局は、憲法9条を変えて、日本をアメリカに従って海外で戦争する国にしたい安倍首相が、ブッシュとの会談の手土産にするために、ゴリ押しで改憲手続き法案を成立させようとしているのである。

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by sumiyakist | 2007-04-16 11:19 | 憲法・教育基本法

使い捨てられた枝野幸男

 改憲手続き(国民投票)法案は、一昨日の衆院特別委員会の強行採決を受けて、昨日午後、本会議で採決され、一応衆院は通過した。私は、その夜に憲法をまもる小矢部の会でこの法案の学習会を持つことになっていたので、その資料を整理しながら国会中継をネットで見ていた。

 多くの疑問点を積み残したまま、公聴会でもほとんどの公述人が慎重な審議を望んでいるにもかかわらず、ただただ日程優先で進められているのは言語道断である。しかし、冷静に考えると、この強行によって手続き法案自体の成立可能性は高くなったかも知れないが、その結果民主党が完全に離れたことで、安倍首相の望むような憲法改定は、むしろ可能性が下がったといえるかもしれない。(もちろん、政党の枠組みが現在のまま続くかぎりは、であるが。)

c0068917_10185713.jpg 衆院本会議では、民主党提出の国民投票法案(修正案)の趣旨弁明を行った民主党の枝野幸男氏が(安倍首相が自席を立とうとしたのだろうか、それを制するように)「総理聞いてください」と何度か繰り返して呼びかけた後に、安倍首相をほとんど罵倒するような調子で批判した。いわく、「立憲主義ということを理解していない」「憲法とは何かを知らない」「歴史や伝統をいうにしては歴史を知らない」などなど。議場はヤジ(もちろん自民党席の)で騒然としていた。安倍氏が自席でなにやらヤジリ返している写真(時事通信)をネットで拾った。

 冷戦構造の崩壊以後、「改憲と護憲という神学論争」から解放されて、真の意味で自立して自力で憲法を作る状況になった、という枝野の理想主義的改憲志向を、自民党・公明党が利用する形で憲法調査会、調査特別委員会の運営に民主党を引き込んできたのであるが、この期に及んで枝野を使い捨てしたということだろう。

 その悔しさがあってか、秀才・枝野が愚才の安倍を小バカにしている気分が感じられた。(思い出せば、かつて法案提出の趣旨説明の本会議でも、当の枝野氏が演壇に立ち、自民党の前席にいる小泉チルドレンたちに向かって立憲主義の意義を説き、猛烈なヤジを浴びていた。)

 安倍首相は、参院でも特別委を作らせて連日7時間の審議をして、ともかく審議時間を消化して、連休前に成立をさせようとしてくるだろう。他に能のない安倍晋三氏としては、イチかバチかの賭けに出てくるわけだ。米軍再編特措法(昨日、やはり衆院本会議で可決)とともにブッシュへの手土産にしようということだろう。

 われわれとしては、参院で廃案に追い込むために何をすべきか、時間が短いので「短期決戦」の効果的な方法を考える必要がある。

<追記>
昨日の夕刻、4時頃だったか、我が家と山続きで、同じく石川県境の集落に住む友人を久しぶりに訪ねて話をしていたら、折からの強風の中を突然ヘリコプターの大きな爆音が聞こえてきた。何かと思って窓から空を見上げると、双発の大型ヘリが2機、北へ飛んでゆくのが見えた。震災関連で輪島の方で何かあったのだろうかなどと友人と話をしていたが、報道によれば、昨夕安倍首相が輪島を訪問したとのこと。あれが首相一行を乗せたヘリコプターだったのかと納得。
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by sumiyakist | 2007-04-14 09:54 | 憲法・教育基本法

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 裁判所に提出する署名に協力して貰った労組や団体に、お礼と報告を兼ねて報告会のチラシを持って富山市内へ出かけた。県議会選挙の真っ最中とあって役員が不在のところもあった。通りすがりの、市内の桜の名所=松川べりで桜が見頃だったので、車を止めて写真を撮った。
 上の写真の、太い幹の中央部のアップが下である。今日は息抜きのブログ。
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by sumiyakist | 2007-04-06 23:57 | その他

報告会を開く

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 控訴審判決が出て、最高裁へ上告するのを機会に、この裁判の報告会を開くことにした。折角だから小矢部でなく富山市まで出かけて開くことにした。これまでにも載せたとおり、富山駅前でチラシ撒きなどもしてきたし、署名に協力してくれた団体や労組も富山市内にある。なんといっても、県全体に関わることだから、県庁所在地でやる方がいいだろうということになったからである。
 上の写真では読み取れないかも知れないので再掲するが、チラシの表の文面は次のようなものである。(裏には晴山教授の意見書の概略を記した。)
                                      
前富山県知事退職金返還請求訴訟報告会
日時:4月19日(木)午後7時〜9時
場所:サンシップ 704
参加費は無料ですが、資料代を若干頂く予定です。
主催:市民オンブズ小矢部 後援:市民オンブズ富山

 市民オンブズ小矢部のメンバーによる05年6月の住民監査請求から始まり、
その後住民訴訟へと進んできました。
 前富山県知事に支払われたの2億3千5百万円の退職金のうち、1億9千万
円あまりは法的根拠なしに支払われたものなので県に返還させるべきだ、と
いうのがわれわれの主張です。

 この裁判は去る3月26日に名古屋高裁金沢支部で控訴審の判決が出ました。
1審2審とも、行政の言い分をそのまま認める「行政の手先としての司法」
(西山太吉氏のことば)そのものですが、専修大学法科大学院晴山一穂教授の
意見書に見るとおり、法理上の正しさはわれわれにあります。

 われわれは最高裁に上告することにしました。この機会に、これまでの裁判を
振り返るとともに、各地で問題になり始めている自治体首長の退職金問題、あ
るいは、だれも正当に検証してこなかった24年間の中沖県政の功罪などを論
ずる集会を持ちます。ご関心のあるかたがたの参加を呼びかけます。
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by sumiyakist | 2007-04-04 23:08 | 知事退職金