木を割る

10月に入って晴天が続き、山仕事ははかどる。そのぶん体はきつい。40代から50代の半ば頃まではどんなに疲れても一晩寝るとすっかり疲れが取れたが、さすがに、50代半ばを過ぎるころからはそうは行かなくなった。当然のことで、体をだましだまし使うしかない。

c0068917_22185849.jpg さて、炭焼き小屋まで運んだ木は、太いものは割らなければならない。これがまたひと仕事。もちろん、エンジンと油圧を使った薪割り機という機械もあるにはあるが、1.2メートルもの木を割る能力の製品となると、数十万円もする。自家製で作る魂胆で、エンジンと古い油圧ポンプ・シリンダーを手に入れて知り合いの鉄工所で作ってもらおうと目論んでいるがなかなか資材がそろわないまま今に至っている。木を割るのに使う道具は写真のように、ヨキ(斧)、鋼鉄のくさび、プラスチックのくさび、手製のカケヤである。フシなどでどうしても割れない時にはチェーンソーで切る場合もある。

c0068917_22381434.jpg 作業を順を追って説明してみよう。まず木口にヨキで割れ目を入れる。

c0068917_22401250.jpg割れ目にくさびをカケヤで打ち込んで行く。くさびは刃の角度や長さがいろいろあって、適当なもの選んで打ち込む。木目の通った木(「性のいい木」)は割りやすい。ナラやクヌギなどは概して性がいいが、それでもフジが巻き付いてごつごつしたものや斜面でねじれたものなどは木の繊維が複雑によじれていて手こずる。

c0068917_22482098.jpg原木はおおよそ握り拳の大きさほどの太さまでに割る。太さによって2つ割りで済む場合もあるが、これは4つ割りにする。

c0068917_22521014.jpg 4つに割り終わったところ。これなどは性のいい木の見本のような木である。

c0068917_2253589.jpg 元がひとかかえほどもある太いナラである。くさびを何本も打ち込んで少しずつ割ってゆく。

c0068917_22555252.jpg 1時間ほどもかかってようやく8つに割った。

c0068917_23062.jpg ときどき割った木のなかからクワガタの幼虫が出てくる。申し訳ないが、もう帰ってもらうすべもない。

c0068917_22572395.jpg こうして、割らないでもいい木と割った木とを小屋の中(カマ庭)に立てる。ひとカマ分をあらかじめ立てておく。

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by sumiyakist | 2007-10-25 23:10 | 自然と暮らし


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