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市民オンブズ連合V.Sゼネコン

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 今日、2月6日(月)午後、金沢の裁判所(正確には名古屋高裁金沢支部)で「市民オンブズマン・つばた」が、公共施設建設に関するの談合について津幡町長を相手に住民訴訟を起こした裁判の控訴審が開かれた。
 昨年、この問題について講演を聴いていたことでもあるし、津幡は、われわれ市民オンブズ小矢部にとっては県境をまたいだ隣町でもあるので、都合のつくメンバー4人で応援の傍聴に出かけた。
 津幡のオンブズではブログもホームページも作っていないとのことなので、ここで簡単に報告しておく。
 この裁判は、金沢地裁の第1審では画期的な勝利を得ている。どこが画期的かというと、公正取引委員会の摘発があって談合が行われたことが認定されてからの訴訟ではなく、あるいはまた、行政や議員の不正による刑事事件が先行して行われた訴訟でもない。まったく、市民オンブズ運動が独自に(内部告発情報を得て)監査請求を行い、住民訴訟に持ち込んだ裁判で勝訴を勝ち取ったという点で、まさに画期的なのである。
 負けた町側が控訴し(勝訴したオンブズ側も付帯控訴)、この第2審が行われることになったのであるが、控訴審ではオンブズ側の弁護士として、第1審の弁護士である出口勲氏のほかに、全国のオンブズ運動にかかわるそうそうたる弁護士12人が加わって大弁護団を形成することになった(富山の青島弁護士ももちろん加わっている)。
 被告(第1審時の。控訴審では「控訴人」というらしいがややこしいのでこれで統一)の町側には、補助参加として落札請負業者である鹿島建設がついていて、なんと11人もの弁護士を動員している。これによって、構図としては全国のオンブズ運動連合V.S鹿島(あるいはゼネコン連合)という、すごい展開になっている。
 上の写真は、公判後に裁判所となりの弁護士会館で行われた記者会見の様子である。右側がマスコミ陣、手前の頭だけ見えるのが軽井沢から駆けつけた「信州市民オンブズマン」代表幹事の松葉弁護士。その次(左端)が原告の一人で「市民オンブズマン・つばた」代表の由雄氏、その向うが出口弁護士。
by sumiyakist | 2006-02-06 21:06 | 知事退職金

山で暮らしながら下界に関わる日々


by sumiyakist
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