ズッキーニ物語

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 「富山型」民主主義論もいいのであるが、この暑いのにますます熱くなりそうなので、いったん措くことにする。閑話休題。
 写真は我が家の畑のズッキーニである。なぜ小矢部の山奥の畑にズッキーニなどというハイカラな野菜があるのか? 話せばこんな物語がある。
 いまはもう熱も冷めてしまったようであるが、小矢部市にクロスランドが出来てからというもの、突如として「イタリアブーム」が勃発した。何故か?
 タワーの下にダビンチ・ミュージアムという、博物館というにはいささかお粗末な展示場がある(今も細々と営業中のはず)。では、何故レオナルド・ダ・ビンチか?
 クロスランドは、小矢部市が高速道路がクロスする交通の要衝である(本当かどうかは訊かないで!)ことを象徴する→交通機関の一つである飛行機(ヘリコプター)の原型はレオナルド・ダ・ビンチが考案した(これも本当かどうか訊かないで)→クロスランドにダ・ビンチのミュージアムを造る
 こういう三段論法で建設されたらしいのである。この飛躍が素晴らしい(笑)。
 「それがズッキーニとどういう関係?」
 まあ、そんなに先を急がないで。
 以上のようなわけで、小矢部市はダ・ビンチの生地であるイタリア中部のヴィンチ村と友好関係を結ぶことになり、市長を先頭に何度か訪問団がヴィンチ村を訪れることとなった。そのいずれの時にか、訪問団にいた農業関係者に対してイタリア野菜を栽培するよう、市長からご下命があったのだという。その作物の一つにズッキーニがあったというわけである。
 さてそのズッキーニ。農協から勧められてわが宮島地区でも何人かが栽培してみた。割りに栽培は楽なのだが、花が咲いて実がつき、小指大からキュウリ大、放っておくとすりこぎ大、ヘチマ大と、どんどん大きくなる。どの段階で収穫するべきか分からないし、料理法も分からない。形が似ているからとキュウリと同じように調理するとあまり美味くない。
 「いらんか?」 といわれて1,2本貰ってきたのが5〜6年前。花にムースを詰めて食するという優雅な使い方もあるそうであるが、私は丸元淑生氏の本に従ってトマトと一緒に炒めてみると、これが美味い。丸元氏はトマトとズッキーニを「黄金の組み合わせ」といっている。
 以来、定番はトマトとズッキーニのスープパスタ、夏野菜が全員出場してのラタトゥイユ、あるいは、輪切りにして塩・コショウ・オリーブオイルをまぶして炭火焼きの「ステーキ」、そして天ぷら。
 小矢部市全体では果たして作物として定着したのかどうか定かでないが、我が家の夏野菜の主役級としてはすっかり定着し、友人達にもズッキーニファンが広がりつつある。
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by sumiyakist | 2005-07-28 22:55 | 自然と暮らし


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