反対討論 その2

 昨日に続いて、中沖前知事への退職金支給の議案に対する十二月県議会での反対討論である。江西甚昇氏(写真は下左。新・県民会議、富山市選挙区)と火爪弘子氏(写真は下右。日本共産党、富山市選挙区)のそれぞれの反対討論を議事録から続けて転載する。(なお、昨日の湊谷氏のも含め、顔写真も県議会ホームページから転載)。
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◯37番(江西甚昇君)議案第125号について反対をいたします。
 その理由は、2億3,500万円という金額は、一般県民の常識から考えますと、かけ離れているということであります。半期ごとのボーナスすら払えない企業、また仕事がなくて右往左往している中小企業の皆さん方が、これを聞いてどう思いますか、皆さん。富山県というのは大変に金が余って、幾らでも退職金を払う組織かなと、こういうふうに思わざるを得ないわけであります。
 そもそも民間の法人で役員に対する退職金を払う場合は、社会通年上妥当な金額を超えると損金算入は認めなくなる。法人税法第36条に、まず最高のもらった金額掛ける勤続年数、功労度合いを1、2、3、一番多くても3倍以上払うと損金扱いをしないから、払う分の金は全部税金で持っていきなさいというのが、税法の考え方であります。
 役所は税金を払う立場じゃありません。だから、幾ら払っても役所は税金を取られることがないから、こういうことに関心がないわけだろうと思います。実際、民間というのは、いかに厳しい形で退職金を用意して、そして金を少しでも経営上残していく努力をしているのが民間の考え方であります。そういうことを思うと、県の財政に対する県職員、そして新しくなられた石井知事の感覚が私は甘いと思います。
 先ほど竹内君の話を聞いたら、中沖県知事は精神を打ち込んで一生懸命やったと言います。彼の口癖は、何でも「日本一」であります。日本一のためには金を惜しまないというのが彼のやり口であります。
 今は、先ほどの話ではありませんが、1兆円弱の借金があるんですね。まずこの借金をどうするかということは、この退職金を払う前に、はっきりした形で述べておく必要があると私は思いました。皆さん、一般県民には、失業して苦しい思いをしている人がたくさんいます。退職金すらあたらない民間があるわけでありますから。
 ちなみにこの2億3,500万円は、1世帯、5人とは言いませんが平均5人としたら、1,000円ずつなんですよ。1人200円だからね。こんなことまでしたら、一般は大変苦しい中で、もち代ぐらい、1,000円ぐらい逆にやったほうが、よっぽど県民は、県は私たちのことを考えてくれると、こういうふうに思ってもらえるものだと思っております。
 そこで、この金を出すことについての非常識な県の考え方をまずただしたいと思います。また、これを払っても、中沖氏は、「おら、やっとる間に1兆円も借金してしもうたもん、後始末が大変だから、こんなもん要らん」と言って多分断ってくれるものだと信じておりますから、どうかこの議案にみんなして再調整の必要があるということで反対してほしいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上であります。
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◯2番(火爪弘子君)日本共産党として、議案第119号市町村の廃置分合に関する件、議案第124号一般会計補正予算及び第125号前知事に対する退職金手当の額決定の件の3件に反対する立場を表明し、以下に一括してその理由を述べます。
(中略・引用者注=前の2議案に対する反対討論を省略)
 次に、前知事の退職金額について一言述べます。
 現在の県民の置かれている経済環境を考えるときに、計算の仕方にいくら理屈をつけようとも、2億3,500万円の退職金は県民感情からは受け入れられないのではないでしょうか。私企業と違って、知事の退職金は県民の税金です。今年度、愛知や福島県でも知事退職金減額の措置が条例をつくってとられているそうです。しかも、県財政が抱える借金は9,700億円余、新年度予算は400億円の財源不足です。当局の再検討を重ねて要請し、以上、反対討論といたします。
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by sumiyakist | 2005-07-23 09:03 | 知事退職金


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