監査委員への陳述

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 先日出した前知事退職金に関する住民監査請求について、口頭で監査委員に意見を述べることができるように定められている。形式的なものであることは先刻承知なのであるが、折角の機会だから「行ってこよまいけ」ということになって、請求人3人で県庁へ出かけた。
 県庁に入って、我々が監査委員事務局へ向かっているときに、たまたま委員の一人である菅沢県議と廊下で一緒になった。旧知の心やすさもあって、「あんたら監査委員は有給で出て来てるんだけど、ワシらは手弁当、この人(と隣のN氏を指して)などは、会社を休んで出て来とるんやで。心して意見を聞くべきだよ」と<先制攻撃>。
 菅沢県議は、かしこまって
「その通りです」と返事。
 さて、別室で陳述が始まる。「公開」というから写真を撮ってもいいだろうと、公僕である職員に私のデジカメで撮ってもらったのが上の写真である。右側が県の監査委員4人で、写真の奥から、飯(元大山町町長)、浜岡(代表監査委員・元副知事)、菅沢(県議・社民党)、吉田(県議・自民党)の各氏である。写真には写っていないが手前に監査委員事務局のスタッフが局長以下4〜5人控えている。(言うまでもなく左の3人がわれわれである。)
 意見陳述は一人あたり30分程度、多人数の場合は合計で1時間程度と前もって制限されている。写真のように、4人の監査委員が雁首を並べている前の椅子に座って一人ずつ「陳述」するわけである。わざとかしこまらせようとの計算かもしれないが、わがオンブズ小矢部の面々はそんなことに臆することなく、堂々と意見を述べた。(最後には椅子を引き出し、3人並んで前に出て自由に発言した)。
 それにしてもこの「意見陳述」という制度、書面で出した請求の補充という意味合いだそうだが、雁首を並べた4人の監査委員はなんら発言せず、ただ「聞き置く」だけ。
 われわれは、前知事退職金の支給は地方自治法に違反しており違法であると繰り返し、一般県民の感覚を訴え、他の自治体では特別職の退職金について見直そうという気運も出てきていると主張するが、何の返答もない。
 たまりかねて私はいった。
「石の地蔵さんに向かって喋っているような感じだ。監査委員のみなさんもそれなりに応答したらどうか。こういう陳述制度そのものも時代遅れだ」
 さすがに一人が苦笑しながら、「柔らかい地蔵さんです」と応えたが、それが唯一の「和やかな応対」。あとは、「私たちは今日は聞くだけですから」の姿勢をがんとして崩さない。まるでとりつく島もない。
 こうなっては1時間の間(ま)を持たせるのは至難のワザ。主張を喋り尽くして「刀折れ矢尽き」、事務局職員に促されて席を立つしかなかった次第。まあ、それも想定の範囲内なのだが。
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by sumiyakist | 2005-07-11 15:39 | 知事退職金


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