さよなら原発6万人集会・東京
2011年 09月 21日
9月19日、東京の明治公園で脱原発をめざす「さようなら原発」5万人集会が開かれた。
富山からも平和運動センターが貸し切りバス3台を手配したというので、われわれ市民グループも便乗させてもらった。早朝に高岡・富山・魚津をそれぞれ出発し、車中で弁当を食べて1時過ぎに会場である明治公園に到着。
雨の心配はなくなったが、暑い。ものすごい人の波。のぼり旗を目印に紛れないようについて行くのが精一杯。団体の性格ごとに大まかに指定された会場の一角にようやくたどり着く。(上の写真はネットで借用したものにわれわれの所在を書き込んだもの)
どうにか地面に座ることができて開会となるが、場所が悪いために音声が反響して聞こえづらいし、壇上の話し手の姿も殆ど見えない。発言者は鎌田慧、大江健三郎、落合恵子、内橋克人、澤地久枝、フーベルト・ヴアイガー、山本太郎、武藤類子の各氏。
OurPlanet-TVがユーチューブに出してくれた映像を下に埋め込む。
最後の武藤類子さんは福島県からきた「福島廃炉アクション」のメンバーの一人。涙なしに聞けない話だった。「私たちは静かに怒りを燃やす<東北の鬼>です」の言葉が心に残った。
集会の途中で、会場に入りきれず公園の外に溢れている人もあって、参加者は6万人であると報告があった。3・11以後、たぶん最大の集会だろう。
集会のあと、デモ(パレード)に出て行くのがたいへん。3方向に分かれての行進だが、警察が行進を短い単位に分断し交通整理しやすくしようとするせいでハケが悪い。われわれは最も短いコースで早い順番で出発することができたので比較的楽にデモをすることができた。
特に事故や警備との衝突などの話は聞かなかった。
それどころか、われわれの参加者の一人(男性)は、警備の警察官から「ごくろうさま」とねぎらいの言葉をかけられたという。
警察官も人の子、昨今のことだから当然、「脱原発」派も多いことだろう。
明るいうちにバスに乗り込んで帰途に。6時間半ほどで帰着。疲れはしたが、充実感のある一日だった。
主催者である「さようなら原発1000万人アクション」は、1000万人の署名活動を進めている。
by sumiyakist
| 2011-09-21 10:07
| 原子力発電