鎌仲ひとみ監督と語る

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 今日12月14日、石川県の内灘町で、「鎌仲ひとみ監督と語る会」なる講演会があったので出かけた。
 鎌仲さんは富山県氷見市の出身の女性でドキュメンタリー映画監督。イラクでの劣化ウラン弾による被曝や核施設周辺の汚染による緩慢な被曝を扱った「ヒバクシャ・世界の終わりに」や、核燃料再処理施設の建設に揺れ動く青森県六ヶ所村の様子を描いた「六ヶ所村ラプソディー」を撮った人である。(それ以前にNHKの制作になる「エンデの遺言」にも関わっている。)
 今回の講演は、次の作品になる予定の「ミツバチの羽音と地球の回転」(仮題)の取材経過で得られた知見をもとに、スウェーデンのエネルギー政策の現状を紹介するものだった。
 スチル写真の映像をプロジェクターで映しながら、次々とスウェーデン政府のエネルギー政策や産業、人びとの暮らしなどを紹介していった。
 脱原発を実行し化石燃料への依存も徐々に減らしながら、なおかつ経済成長を続けているスウェーデンの成功例(太陽光・風力・バイオエタノール・バイオマス・バイオガスなどの自然&再生可能エネルギーの現状)をきめ細かく取材している様子がうかがえる「中間報告」であった。
 また、同時並行で取材している山口県の瀬戸内海に浮かぶ小さな島・祝島の様子も紹介された。こちらは中国電力が建設を目指してきた上関原発立地予定地のすぐ対岸にある島である。島民たちは20数年にわたって一貫して建設反対を主張しているが、そういう島民たちの細やかな日常生活と対比しつつ原発建設問題が取り上げられている。
 こうした取材過程からどのようなドキュメンタリー映画が生み出されてくるのか、多分、鎌仲監督自身もまだ模索しているところなのだろうと思う。いわば、手の内を見せてくれているわけだ。
c0068917_21351226.jpg 参加者との対話の最後で、自分のガン罹患のこと、医師の勧告を拒んで手術をせずにいたらガンが退縮していたことを告白をしたのもにも驚かされた。最新の著書『六ヶ所村ラプソディー』(左)にも書いてあるとのことである。

<12/15 追記>
 会場に少し早く着いたので、準備中の鎌仲監督に挨拶をした。というのも、目下、関係住民の一人として関わっている「高岡地区広域圏のごみ問題を考える会」の活動で、氏ともメールなどでのやりとりをしているところだったからだ。
 問題は日量270トンという巨大なゴミ焼却施設を新たに建設するという行政の計画に「待った」をかけようということなのであるが、建設予定地が高岡と氷見との境界の丘陵地ということで、故里・氷見のこととて、鎌仲氏も心配して現地踏査などの状況確認に同行されたりして、運動の立ち上げに関わってくれているのである。
 その際に、私の手渡した紙版の「スミヤキスト通信」に載せた『ガン呪縛を解く』の記事を目ざとく見つけて、ご自分のガン体験の話しをされたのである。氏もやはり、外科手術を拒否して、さまざまな「代替療法」を試みられたそうだが、そのうちに退縮(自然治癒)したそうだ。そして、そういう体験をした人が沢山いることを知ったという。
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by sumiyakist | 2008-12-14 21:39 | 自然と暮らし


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